お盆 部屋を大掃除をした話

留学から帰ってきて、心に決めていたのは、本をたくさん読むこと。

たくさん知りたいことがあるし、自分の言語力を磨くにももってこいだなと思っていた。英語学習だって、シェアできる知識をたくさん持っていて、言語表現に長けた人ほど伸びも早いんだろうと、勉強しながら痛感していた。

 

俺は読書なんてまじめにしたことがないくらい、好きじゃなかった。時間かかるし、テレビや映画のほうが面白いし。その結果が今の俺。説明下手、知識も中途半端、文章理解するのも圧倒的に遅い。おまけに集中力も皆無。

 

まあ自分の話はきりがないので。

今日のこと。

 

まず、大掃除から始めた。絵本から教科書、小説、歴史書、漫画、雑誌。いろいろ持ってたんだなと知る。読んだ記憶は大方ない。

まあまあたくさんの本があって、それぞれに目を通しながら、どうやって整理しようかと考えていた。本の置き場所とか部屋のレイアウトを参考にしようと、ふと2世帯住宅であるうちのじいちゃんの部屋に本棚があるのを思い出したので、入ってみた。

 

まず本の量に驚いた。こんなにいろんな分野の本を、しかも著者ごとにたくさん並べているなんて。

 

4年前に亡くなったじいちゃんは、かつて作詞家であったことを強く思い出した。文学部で児童心理学を専攻し、作詞家として絵本出版や童謡の作詞をたくさん手掛けていた。SAPIXの教材として活用されたり、小学校の歌謡集に作品が載ったりするくらい、じいちゃんの作品は現在も生き続けている。

 

じいちゃん、すげえ。

こんな身近に、本を読んで詩を書く達人がいたなんて、じいちゃんの仕事のこと深く考えたこともなかった。

 

童謡、文庫本、漫画、歴史書、日本史の中でも、鎌倉~室町~戦国時代の武将の本が目につく。近代史もそこそこある。じいちゃん、こういう本読んでいたんだなあ。人の本棚ってその人の頭の中の一部を覗くようでおもしろい。それ以上に、時間をかけて積み重ねたものって美しいし、見ると感動する。一朝一夕で物事をやりがちな自分は、何を積み重ねてきたんだろうか。本棚いいね。

 

あと人ってコレクトするの好きだね。(本に限らず、小物とか服とかお皿とか)

 

図書館や本屋で、本の魅力に魅了され、本を読む人・さらに紹介する人の魅力に魅了される今日この頃。

 

最近はいろんな人の人生や考え方を見て聞いて感じて、自分の仕事の道を描こうとしている日々です。

 

よし掃除終わらせて勉強しよ。